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坐骨神経痛

坐骨神経痛の症状でお悩みの方へ

坐骨神経痛は、腰から起こる坐骨神経が筋肉の緊張や脊柱のずれなどによって圧迫され、発症すると考えられています。
坐骨神経痛になると、腰やお尻の痛み、下肢のしびれといった症状が現れやすいため、日常生活にも大きな支障をきたしてしまうかもしれません。

症状によっては、手術の適応になるような病気の可能性もあり、改善に長期間を要するケースもあります。
日頃からケアを行い、坐骨神経痛を起こしにくくすることが重要です。
予防のためには、運動をしたり温めたりするだけでなく、身体の使い方や姿勢をみなおすことも必要です。

坐骨神経痛の適切な改善方法を理解し、症状に備えましょう。

目次

このような悩みを
抱えていませんか?

坐骨神経痛を発症し、日々しびれや痛みの症状に悩まされている方が多くいらっしゃいます。
次の内容に当てはまる方は坐骨神経痛の対処法を理解し、症状の改善を目指しましょう。

  • 長時間座っているとお尻が痛くなる
  • 長時間歩くと脚がしびれてくる
  • 脚がしびれても少し休むと改善する
  • 慢性的な腰痛に悩まされている
  • 坐骨神経痛の症状を緩和したい
  • 手術をせずに坐骨神経痛を改善したい

坐骨神経痛の特徴を
理解しましょう

坐骨神経痛を引き起こす原因とは

坐骨神経痛は腰の神経に障害が起こることで発生しやすいため、日常生活の過ごし方によっては誰にでも起こる症状です。

●坐骨神経とは

坐骨神経とは、腰から発生し臀部で左右に分かれ、足先まで枝を伸ばす末梢神経の一つです。
運動神経・感覚神経・自律神経」の3つの種類からなり、鉛筆ほどの太さで長さは1m以上にもなります。
坐骨神経は下肢で「脛骨神経」と「総腓骨神経」に分かれ、それぞれ下肢の筋肉を支配します。
坐骨神経が圧迫・絞扼(こうやく)されることで起こるしびれや痛みを、総じて「坐骨神経痛」と呼んでいます。

なお、坐骨神経痛とは症状の一つであり、病名ではないことを覚えておきましょう。

●坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛は、主に腰の筋肉の緊張や関節・脊柱のずれによって、坐骨神経が圧迫されることで発症すると考えられています。
また、坐骨神経が走行している、脊柱管と呼ばれる神経の通り道が狭くなることでも、坐骨神経症状を生じるとされています。

坐骨神経症状を引き起こす腰の病気には、以下のようなものが挙げられます。

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎滑り分離症
・梨状筋症候群
・そのほかの内臓疾患 など

これらの腰の病気は、日常生活上のさまざまな原因で発症しやすいです。

・冷え
・加齢
・筋力低下
・不良姿勢
・スポーツでのケガ など

上記がきっかけとなって生じた腰への負担が筋肉の緊張や血行不良を起こし、坐骨神経痛のリスクを高めると言われています。
そのため、日頃から腰をよい状態に保てるよう、生活習慣をみなおすことが重要となるのではないでしょうか。

坐骨神経痛にみられる症状とは

ここでは、坐骨神経痛を生じやすい腰の病気を詳しくみていきましょう。

●腰部脊柱管狭窄症

中高年の方に発症しやすい病気です。
主に、加齢による脊柱管の狭窄によって馬尾や神経根が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こすと考えられています。
身体を反らせたり、ひねったりするような動作で痛みやしびれを生じることが多いと言われます。

●腰椎椎間板ヘルニア

若年層に発症しやすい病気です。
椎間板の圧迫によって飛び出した髄核が神経を圧迫し、坐骨神経痛を引き起こすとされています。
前かがみの体勢や中腰の姿勢を取ると、痛んだりしびれたりする場合があります。

●梨状筋症候群

梨状筋とは、臀部を走行する筋肉です。
筋肉が緊張することで神経の通り道が狭くなることで坐骨神経の圧迫が起こり、坐骨神経痛を引き起こします。
慢性的な腰痛やぎっくり腰などの症状は、腰の痛みをかばうために臀部に負担がかかりやすく、坐骨神経痛を発症しやすいと考えられます。

●脊柱や脊髄・骨盤内のがん

脊柱や脊髄、骨盤内での腫瘍によっても、坐骨神経痛を発症することがあります。
神経に直接腫瘍ができるケースと、神経の付近に腫瘍ができるケースがあります。
神経の腫瘍では「神経髄腫」「髄膜腫」「神経膠腫」などの症状が坐骨神経痛を引き起こします。
一方、神経付近の腫瘍では、背骨に腫瘍ができることで神経を圧迫し、発症すると考えられています。

 

坐骨神経痛の症状をまとめると、以下のことが挙げられます。

・下肢のしびれ
・下肢の痛み
・下肢の冷感
・知覚鈍麻(感覚異常)

上記のような症状は坐骨神経痛全般にみられ、症状によって、しびれや痛みの強さも異なると言われています。

坐骨神経痛を
軽減する方法について

坐骨神経痛の症状を改善するためには、次のような対処法を行うことが有効です。

●ストレッチ

下肢の筋肉の柔軟性を上げることが、痛みの軽減に効果的と言われています。

・太もものストレッチ(後ろ):立った状態(脚を伸ばして座った状態でも可)で前屈し、ハムストリングスを伸ばす

上記のストレッチを入浴後の身体が温まった状態で行うと効率的に筋肉の緊張を緩和し、坐骨神経痛の症状を改善することが期待できます。

●体操

適度に身体を動かすことも、有効と言われています。
筋肉を動かすことで血行が促進され、柔軟性の向上や、筋力低下の予防が見込めます。
体操の際は、ラジオ体操のような、身体を曲げたり、ひねったりする体操がおすすめです。
腰を大きく動かすことで筋肉をほどよく伸ばし、坐骨神経痛の症状改善に繋げましょう。

●温める

坐骨神経痛の症状では、腰や臀部の筋肉が緊張していることが考えられます。
そのため、身体をよく温めて血行を促進し、筋肉の緊張を緩和しましょう。

・入浴時湯船に浸かる
・腹巻をする
・使い捨てカイロを貼る など

デスクワークで座り続けているという方も、腰や足元が冷えると筋肉が硬くなる原因となるため、身体を冷やさない工夫が必要となります。

●ウォーキング

軽めのウォーキングもよいでしょう。
歩く刺激が腰椎や腰の筋肉にとって快い刺激となり、坐骨神経痛を和らげると言われています。
うつむかず、前を向くように意識して歩いてください。
30分ほどのウォーキングでも十分な効果が得られるため、痛みがない範囲で行うことをおすすめします。

坐骨神経痛を予防する方法について

坐骨神経痛を予防するためには、次のような予防法を行うことが有効です。

●日頃から歩くようにする

歩く習慣は腰の筋肉や腰椎へ刺激をもたらし、筋力低下や椎間板の老化を防ぐ効果が見込めます。
また、姿勢を意識して歩くことで姿勢改善の効果も加わりやすいため、腰の病気の予防にも繋がります。

●正しい身体の使い方

身体を動かすときは、なるべく腰に負担がかからないように意識しましょう。
立ち上がる、ものをもち上げるといった動作は、腰を曲げるのではなく、膝を曲げて脚の力をつかうようにしてください。
腰を支点にした動きは腰への負担を増やし、腰痛やぎっくり腰の原因となるため控えましょう。

●正しい姿勢を意識する

坐骨神経痛を防ぐためには、日頃から正しい姿勢を意識して生活することが重要です。
不良姿勢になると背骨や骨盤がゆがみやすく、坐骨神経痛を発症するリスクが高まると考えられています。
そのため、次のような点に注意して日常生活を送るように心がけてみてください。

・胸を張る
・あごを引く
・骨盤を立たせる
・両足へ均等に体重をかける

腰や背中を反らせてしまうと腰を痛める原因になりかねないため、おへそを意識して身体を支えることがポイントとなります。

神明鍼灸院・整骨院の
【坐骨神経痛】アプローチ方法

坐骨神経痛は厄介なものです。
下肢に痛みやしびれがあると、単純な動作さえままならなくなりやすいため、日常生活が暗くなりかねません。

当院では、坐骨神経痛の原因を不良姿勢や偏った生活動作などからくる身体のゆがみが関係していると考えています。
そのため、3Dスパイラル調整法で、患部を直接ほぐしていきます。
並行して、身体のゆがみにもアプローチをかけ、症状改善を目指します。

著者 Writer

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(ふじみや あきひろ)
藤宮 章洋
所有資格:柔道整復師
出身:東京
趣味:読書、登山
得意な施術:腰痛・肩こり
ご来院されるお客さまへ一言
患者様に笑顔で充実した生活を送っていただけるよう、がんばります。

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