四十肩・五十肩は若年層にも発生
四十肩・五十肩は、肩の筋肉を痛め、日常動作や安静時に痛みをともなう症状です。
中高年の方が発症しやすいイメージですが、普段の姿勢や身体の使い方によっては、若年層にも発生します。
そのため、姿勢をみなおしたり、適度に運動をしたりすることで、四十肩・五十肩を予防することが重要です。
四十肩・五十肩を発症すると、強い痛みや動作制限によって日常生活にも大きな支障をきたしやすくなります。
適切な対処法を理解し、発症に備えましょう。
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目次
このような悩みを
抱えていませんか?
四十肩・五十肩を発症すると、痛みや動かしづらさによって次のような悩みを抱える方がいます。
正しい対処法を理解し、四十肩・五十肩の症状を改善していきましょう。
- 肩が痛くて腕が上がらない
- 腕が上がらず、洗濯物を干せない
- 電車のつり革が掴めない
- 夜、寝ているときに肩の痛みで
目が覚める - 肩が動かしづらく、運動ができない
- つらい方の痛みを改善したい
どの世代でも四十肩・五十肩に注意
四十肩・五十肩の主な原因について
四十肩・五十肩を発症する主な原因には、次のようなものが挙げられます。
●加齢
四十肩・五十肩は、中高年に多く発症する傾向があります。
年齢を重ねていくことで筋力や筋肉の柔軟性が低下しやすいため、若年層と比較しても四十肩・五十肩を起こしやすいと考えられています。
しかし、最近ではデスクワークを行う若年層にも、四十肩・五十肩が広がってきているといわれています。
そのため、現在では、四十肩・五十肩の原因のすべてが加齢によるものではないという認識が一般的です。
●肩のケガ
肉体労働やスポーツによって肩に負担をかけ、筋肉や関節にケガを負ってしまった方は、四十肩・五十肩を発症しやすいです。
ケガをかばって患部周辺に負担がかかることや、痛めた筋肉が緊張することが原因だといわれています。
・重い荷物をもち上げる
・繰り返し肩を動かす
・野球をしている
上記の方は日頃から肩に負荷が加わりやすく、ケガや疲労をきっかけに四十肩・五十肩を発症しやすいため、注意が必要です。
●不良姿勢
日頃姿勢が悪い方は、首や肩の筋肉に負担がかかり、緊張しやすくなります。
加齢や運動不足によって筋力低下が起こると姿勢を支える力が落ちるといわれるため、とくに不良姿勢になりやすくなります。
普段から猫背気味の方は、発症の可能性があることを意識しておきましょう。
四十肩・五十肩の主な症状について
四十肩・五十肩を発症すると、次のような症状がみられるといわれています。
●急性期の症状(受傷直後~10日前後)
受傷直後は、肩(腕)を動かした際に動作痛を生じやすくなります。
腕を上げたり、肩を捻ったりすることで痛みやすい傾向があります。
・洗濯物を干すときに腕を上げる
・頭を洗う際、腕や肩を上げる
・エプロンのひもを結ぶときに腕や肩をひねる
ただし、繰り返しの負荷や強い衝撃によって四十肩・五十肩の症状が現れた場合は、上記の限りではありません。
筋肉の付着部で炎症症状がみられることから、じっとしていても痛みを生じることがあります。
そのケースでは少しの動きでも痛みやすいため、可動域制限がみられる傾向があります。
炎症症状は3日前後続くとされ、症状によっては炎症が長引き、日常生活にも支障をきたすことが考えられます。
このように、筋肉の損傷による炎症や、強い痛みをともないやすい点が、ただの肩こりとの違いです。
●慢性期の症状(受傷後10日~数ヶ月)
四十肩・五十肩の慢性期においても、動作痛や可動域制限がみられることが大半です。
炎症は落ち着くものの、急性期に強い痛みを庇って安静することで、筋肉の緊張が強くなることが多いと考えられています。
●回復期の症状(受傷後半年~1年前後)
四十肩・五十肩の回復期では、動作痛が大幅に減少し、通常の生活動作ではほとんど痛みを感じにくくなります。
しかし、可動域制限は残りやすいため、腕や肩の動かしづらさは継続すると考えられています。
回復期では積極的に肩や腕を動かし、筋肉の緊張緩和や可動域の回復を目指していきます。
四十肩・五十肩の対処法について
四十肩・五十肩を発症した際、症状を軽減するために次のような対処法が効果的といわれています。
●アイシング・安静
四十肩・五十肩の急性期では患部に炎症症状がみられ、強い痛みや可動域制限を伴うことがほとんどです。
そのため、患部をなるべく動かさず、アイシングを行うことをおすすめします。
無理な動きや、痛みを和らげるためのマッサージは逆効果です。
症状が悪化し、回復が長引いてしまう場合があります。
炎症症状がみられるときは、患部を安静にし、冷やすことが重要です。
●温める
四十肩・五十肩を発症した際、強い痛みや炎症がみられなければ、患部を温めて血行を促進してください。
炎症が収まつた慢性期や回復期では、筋肉の緊張の緩和を促すため、患部をできるだけ温めることが大切です。
温めることで血流をよくし、痛みや可動域制限を早期に改善しましょう。
●ストレッチ
筋肉の緊張や可動域制限を改善するためには、ストレッチも効果的です。
その際、腕や肩甲骨をよく動かし、筋肉の柔軟性を高めることをおすすめします。
・肩甲骨のストレッチ:両肩を同じ側の手で軽く押さえ、肘を中心に円を描くように肩甲骨を回す
●アイロン体操
腕や肩を脱力した状態で、おもりの重さを利用して腕を前後・左右にブラブラと回す運動がアイロン体操です。
水入りのペットボトルのような軽いおもりを持つことが多いです。
腕や肩の力をつかわないため、少ない負担で肩の筋肉を動かすことができます。
四十肩・五十肩の予防法について
四十肩・五十肩を予防するためには、日頃から次のようなケアを行うことが有効です。
●適度な運動
四十肩・五十肩は、加齢や運動不足による筋力低下によって起こるといわれています。
そのため、日頃身体を動かす習慣がない方は、運動する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
・ウォーキング
・ラジオ体操
・ヨガやピラティス
・キャッチボール
四十肩・五十肩を予防するためには、できるだけ腕を大きく動かす運動がよいとされます。
普段から腕を上げる・回すといった動きを行うことをおすすめします。
●正しい姿勢を意識する
不良姿勢でいると肩や腕の筋肉に負担がかかり、筋肉が緊張しやすいため、普段から正しい姿勢を意識した生活を心がけましょう。
とくに猫背やなで肩の方は、四十肩・五十肩になりやすいことから、できるだけ胸を張った姿勢でいることをおすすめします。
背中が丸くなり、肩が狭まってしまうと、肩や鎖骨周辺の筋肉が緊張しやすくなります。
そのため、デスクワークが中心の方やスマホの操作をよく行う方は、姿勢に注意しましょう。
●肩を使いすぎない
肩の酷使は筋肉に負担をかけ、四十肩・五十肩になるリスクを高めるといわれています。
そのため、日常生活で頻繁に肩をつかう方は、適度に身体を休め、肩に疲労が蓄積しないようにしましょう。
・ストレッチ
・湯船に浸かる
・十分な睡眠
上記のようなケアを行い、四十肩・五十肩を予防しましょう。
●肩を冷やさない
肩まわりを冷やしてしまうと筋肉が硬くなりやすいため、できるだけ肩を冷やさないようにしましょう。
夏場でもクーラーによって冷える可能性がありますので薄めの上着を羽織るといった工夫をおすすめします。
神明鍼灸院・整骨院の
【四十肩・五十肩】アプローチ方法
当院では、四十肩・五十肩の主な原因を加齢や使い過ぎによる肩関節周辺の軟部組織の炎症であると考えています。
痛みの強い急性期には、アイシングで炎症を抑えましょう。
肩関節の拘縮が起こる慢性期には、硬直した関節・筋肉に対し3Dスパイラル調整法や運動療法を用いて柔軟性を取り戻していきます。
著者 Writer
- (ふじみや あきひろ)
藤宮 章洋 - 所有資格:柔道整復師
出身:東京
趣味:読書、登山
得意な施術:腰痛・肩こり
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患者様に笑顔で充実した生活を送っていただけるよう、がんばります。
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